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2005年 11月 13日
吉田学園 情報ビジネス専門学校 2
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今、はやりのビフォアー&アフター風にご紹介いたします。

画像は3階の学生ホールです。当然、「アフター」ですね。
そして、ビフォアーはどうだったかというと、、、、、

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実は、これでも少々、画像処理で明るく致しました。ご覧になって判るとおり、照明も点灯しています。逆光で、素人撮影だという事を割り引いても、極端に暗いイメージでした。
ちょうど、私が拝見した時には、ここで、学生さんがポツンとカップラーメンを食べていましたので、さすがに、ちょっと、、、わびしさが・・・・

この状況をどのように料理?していったかと申しますと・・・・

まず、天井の高さ。これは、既存の躯体がありますので、根本的に大幅な変更は不可能。仕上げ材だけを、いくら張り替えたところで、高さが変わる訳ではありません。で、あればと、一度天井を全て落として(解体して)、ギリギリの高さ(躯体のスラブ下)まで、露出させようと、、、しかし、そうなると照明関係の取り付け、消防設備関係の取り付けが、不細工になってしまいます。そこで、普通は天井の下地用に使うLGS(ライト・ゲージ・スタッド)をもグリル風に露出し、照明が必要な部分だけ、板を貼り、照明を取り付けました。
アフターの方の窓の上、ビフォアーと比較すると、ちょっとだけ白い部分がありますね。これが、天井の高くなった分。実際には、そこから、フトコロがありますので実質60cmくらいは天井の高さが上がり、白は膨張色ですから、更に高く感じる・・・・はず・・・という仕掛け。

しばらく悩んだのが、天井の色。普通は、このようなルーバー天井風にした場合、黒く塗るのが定番・常套なのですが、どうしても、やっぱり、明るくしたい。恐る恐る、真っ白にしたい旨、ご提案いたしましたら、存外すんなりとご了解いただき、これで私の目論見の80%は成功!(笑)。結果としてコストも大幅減。。。。。

嬉しい計算外だったのは、画像では判りにくいですが、ダウンライトの裏側の光(結構、ダウンライトって裏側に光が漏れているんです)まで、白い天井に反射して、一段と照度が増した事。設計した本人もビックリでした。(当然、計算済み・・・のような顔をしてましたけど・・・・(笑))

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これは、別の場所の画像ですが、天井の状態、が良く判ると思います。

ここまで、デザインが出来れば、あとは、インテリアの選択のみ。

この校舎のベーシックカラーはメタリック&ホワイトと決めておりましたので、その中で、選択していくと、空間が一つ、生まれ変わるという次第です。

手前の四角いベンチは、学園本部長様より、危険防止のためにと、ご提案いただいたのですが、デザイン的に言えば、領域を明確にするため、かなり効いていますね。

簡単に出来上がったかのようにご紹介していますが、天井のデザイン処理をどうするかは、いくつかの腹案の中で、予算の事も含め、私自身、決断が下せずおりました。設計期限のギリギリまで、躊躇しておりましたが、最後の最後に決断したのは、帯広からの帰りの電車で、車窓の外の夜景を見ながらだったと記憶しています。

コンピューターの学校ですから、奥のディスプレイには、常時、学校の様々な情報や、学生さんの作成したCGなどが流されています。

by kitakobo | 2005-11-13 16:35 | 建築してます(民間建築)


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