人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2005年 10月 19日
Royal Coachman 2
やはり、WEB PAGEを開いた時に、綺麗な写真が無いと、「絵」としては、見難いですね。

Royal Coachman 2_a0041716_10374884.jpg


という事で、引き続き「Royal Coachman」の外観です。
前回、意味ありげに申し上げた「白のダッククイルと赤のフロス」は、、更に引っ張ります。(笑)
BlogのUP制限のため画素数を落としましたので、少々、荒れていますがご容赦ください。

ご覧の通り、原則的には、コンクリート打ち放しの四角いマッスの建物ですが、一部形態的な要素が異なる部分をレンガタイルで構成いたしました。

ガラスブロックの半円形の部分の内側はバルコニーというか、かなり大きめのアウタースペースとなっています。この部分の写真は次回UPいたします。ご主人が、某モデルハウスをご覧になり、解放的な浴室と、それに続く大きなテラスを是非、創って欲しいとのご依頼で、この建物の肝というべき部分です。

また、そのRに続く、コンクリートの壁(小さな丸い穴が開いている部分)の裏は、、実は洗濯物の物干しとなっています。物干しですから、通風が必要、できれば南側がいい、、、でも、それって玄関の真上、真正面じゃない?、、、と、奥様と喧々諤々、討論の上、このような処理となりました。

そうそう、奥様といえば、バルコニーのガラスブロック部分、、、十字型の鉄骨が嵌め込んでありますが、実はこれ、、、一部分、ブロックを嵌め込まず、OPENにする予定だった名残りです。

設計者としては、周辺環境を考慮し、できれば、ブロックで覆ってしまいたかったのですが、囲われる事に関して、不安をお持ちだったようで、設計完了時には、一部、開放された状態でした。しかしながら、工事中、現場をご覧になって、奥様も、私の設計意図を理解いただいたようで、結局、塞ぎましょうという事になり、現在の形に至っております。

ご夫婦とも、形に対するデザインIQというか、感性にブレの無い方でしたので、設計期間は1年以上かかりましたが、大変楽しく設計させていただき、感謝しています。

また、設計中、工事中も随時、話し合いを持ちながら、形を作っていきました。

改めて、住宅というのは、住み手と設計者の共同作業だと思う次第です。

by kitakobo | 2005-10-19 11:00 | 建築してます(住宅)


<< 基礎打設中・・・・現在工事進行...      Blogという選択 >>