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2011年 02月 16日
住宅耐震化促進へ「あんぽ」提案 荒井議員
毎朝のニュースチェックしてたら、こんな記事がありました。
住宅耐震化促進へ「あんぽ」提案 荒井議員

以下引用原文まま
エコポイント制度にちなみ「安全安心社会の実現へ、安全安心ポイント制度を設けたらどうか」と提案した。「消化器などを購入した際にもポイントを提供し、そうしたポイントを耐震化に活用できるようにする」というもの

「消化器」は売買できないんで、「消火器」でしょうが、、、、(突っ込み、、そこかい!!って。。(^m^;;;)
どうなんでしょう。。。少なくとも何かを買ったポイントを耐震化にあてるのは、さすがに絶対額が少なすぎる。よって、省エネエコポイントのように、耐震化すれば、「30万」とかのイメージになるんでしょうが、、、。

省エネの時は、製品部材のスペックがハッキリしているので、まぁ、それをつければ「前よりはいいよね」という結果になるのですが、耐震化の場合その目安ってのが、かなり難しいのかな?

それと北海道で何より問題なのは、「既存不適格」。詳細な説明は省きますが、一般的な1階(若しくは地下)が鉄筋コンクリートの車庫、、っていう建物は、最近建てた物(っていうか、、最近は新築ではあまり無いですよね。基準がメンドクサクなったんで、あんまりやらなくなったんです)以外は、、ほとんど「既存不適格」。ようは、「建物を建てた後から、規則が変わってしまったので、結果、今の基準にはそぐわない建物だよ」って扱いです。
純然とした木造であれば、なんとでも耐震補強の方策はあるのですが、鉄筋コンクリートの部分を今の基準で対応するとほぼ全滅。じゃ、補強、、といってもねぇ、、、とんでもない手間と費用がかかります。30万なんてお金はすぐどこかへ飛んでいってしまいます。
このあたりの法整備、、緩和規定を整備しないと、「絵に描いた餅」になりかねません。
(プロの方へ:既存不適格緩和は充分承知してますよ・・でも、、RC絡むと厳しいでしょ・・)

議員さんの「思いつき」「アイディア」はそれなりに評価しますが、それを受けて検討せざるを得ない「カンリョさん」達は、この現実をご存知なのかしらね??と、、不安。。。。。。

北海道のリノベーションを考える場合、この「既存不適格」を乗り越えなければ、道は険しいのです・・・・

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by kitakobo | 2011-02-16 09:41 | 北工房の考え方


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