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2010年 07月 08日
家づくりのために、、、「設計事務所の見分け方」・・・・・ラストです
やっぱり、当然の事ながら、いろいろと事情を知り尽くしているものですから、書きにくい事が山盛りで、どうも、テーマの選択を間違ったかな?と、、後悔。。。ただですね、、、

■普通に「仕事」の出来る事務所を選びましょう。。で、、やっぱ「相性」が一番

今まで、まずは自分で情報収集、その上で、その事務所の得意技と財務状況を見極めつつ、選択しましょうね。。。と段取り踏んできましたが、最後の最後は、「仕事」としてちゃんと設計が出来る事。。。やはりこれが重要です。

設計事務所の所員さん、所長さん、、、経験値・能力はいろいろなのですが、学校を出てから、延々と「設計」のみをやってきた方が多い。そうすると、、、、結構、「世間知らず」の方が多いのです。デザインのみにこだわって、クライアントの意向をないがしろにするのも世間知らず、予算も考えず、設計を進めるのも世間知らず。自分の得意分野、、、例えば構造だとか、設備だとかの「理論」や「理屈」にばかりこだわる設計をするのも世間知らず、、、のなせる技。ホントは設計者って、技術者やデザイナーという位置づけより、「建築プロヂューサー」「建築マネージャー」の役回り。そうっすっと、必要な能力ってのは、「バランスのとれた総合判断力」なんですね。で、これは、設計じゃない仕事をしてたとしても、一般的に「あの人、仕事できるねぇ~」という評価をいただけるような方は、概ね優れていると定義できるはず。

仕事できるかどうか、、、どこで判断するの?となれば、これは何でも判ります。普通に電話の対応が悪いとか、連絡しても反応が遅いとか、身なりが汚いとか、言葉遣いがゾンザイだとか、必ず遅刻するだとか、いつも計算間違いをするだとか、、、、いわゆる皆さんが会社で「ダメダメ社員」とハンコを押すような方は、仮に何かに秀でてたとしても、結局、どこかにトラブルの種を抱えている・・・と思います。

で、最後の最後に、同じ程度の能力と思われる方が二人、、残ったとしたら、どうするか・・・。やっぱ、それは「相性」しか無いでしょう。「相性」がいい、、という事は信頼関係が築けるという事。

設計の仕事は、その過程でさまざまなトラブルや判断しなければならないポイントがあります。その時に、判断を委ねられるかは、「信頼」相性」が拠り所となるしかないんですね。

設計、、、特に住宅の設計というのは、目先のデザインや流行にとらわれず、クライアントが「幸せ」になれるかどうかが、その全てだと私は思っています。そうなると、やはり、、一生の連れ合いを選ぶようなもので、選択基準ってのは、数値や理屈じゃなくって、「相性」、、、しかないのかな?と感じるのです。

実は、我々も、クライアントを選別しています。どんなに美人で素敵な奥様であろうが、設計料を気前よく払っていただけるご主人であろうが、「相性」が悪ければ、我々も不幸です。お互いに不幸な結婚生活?は送りたくないですもん。。。(笑)

大上段に振りかぶった割には、当たり前の答えだったかもしれませんね。ただ、、、それなりに「真理」のはずです。これから住宅を作られる方々、幸せになるための家づくりが出来るよう、お祈りしています。

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by kitakobo | 2010-07-08 11:48 | 建築・へぇ~そぅなんだぁ~


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