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2010年 04月 02日
誰でも判る「長期優良住宅」その2<長優だけでは200万円貰えません>
更に北海道地域限定で、話が複雑になっているのが、「北方型住宅eco」という奴との関係ですね。北方型ecoにすると200万円補助金が貰える、、って話と、長期優良住宅の話がゴッチャになっています。

長期優良住宅の普及のために、いろいろな施策を国は行っているのですが、その一つに「先導的モデル事業」というのがあります。既に2年度分、行われていて、一応、5年間継続の予定。22年度を含めてあと3年度行われる予定です。

主旨は、長期優良住宅の普及に貢献するような【先導的なビジネスモデル】を行っている法人、団体、が作る長期優良住宅に1戸あたり200万円差し上げますよ。。。というのが概要。第一回目の先導的モデル事業に、何と、「北海道庁」が先頭を切って、応募し、それが採択されました。元々、北海道の住宅行政として北方型を普及させようと、頑張ってらっしゃって、その動きに、ズッポリとはまった訳です。一応、事業主体は「協議会」と称する北海道の工務店グループ。ですから、その協議会に所属している工務店が工事しないと、長優でも200万円は貰えません。昨年も、微妙に事業主体は変わりましたが、再度、応募、、見事に採択。北海道で建てられる先導的モデル住宅は他に土屋さんなんかがありますね。。。

で、、この「先導的モデル住宅」には悲しいサダメがあります。「先導的」である限りは「普通の長期優良住宅」だけでは採択されないので、長期優良住宅に加えて何かしら更に条件を付加しスペックアップしなければならない事。また、先導的モデル事業はあくまでも国が行う「単年度事業」なので、継続して国に採択されるためには、前年度と同じ内容では基本的に不可。つまり、年を重ねる度に、どんどんスペックアップ、、、自らハードルを高くしていかなければならない運命、、なのです。

今年の締め切りは、実質、本日ですから、、仮に応募されているとしたら、、21年度の内容に加えて、更に何かしら、ハードルを上げているはず。。。ハードルが上がれば上がるほど、現実的にはコストも上がりますから、頂戴できる200万円の金額が変わらないのであれば、初年度に貰っちゃった方が、一番お得だった、、、という事になります。

また、、仮に応募していても、当然、22年度は採択されない可能性もある訳です。採択されるかどうか誰も判らず。採択されても実際に募集の開始は、夏ごろでしょうかねぇ???

さてさて、、ここで、非常に悩ましい状況が発生します。。。

昨日、ご紹介した「木のまち~事業」の募集開始は、今月か、、遅くても来月。事業が行われるのはほぼ間違いない。内容は、、、普通の長期優良住宅で100万円、工務店はまぁ、、小さめの工務店であればどこでもOK。ただし、、全国的にみて、私の推測ですと、募集枠は21年度並5000戸。早い者順。

「北方型」の補助金事業は今年、、、あるかどうか、、誰も断言できず。内容は長期優良住宅+更なる更なる更なるスペックアップ(間違いなく21年度の基準以上)で、、、200万円。工事できるのは、協議会に所属する工務店。募集があったとしても、夏以降、、、かな??。

仮に「工務店」の条件をはずして考えましょうか。。。今年、建てる方は、よ~く考えましょう。。。

長期優良住宅で200万円、貰えるなら、まぁ、、冬までに入居できればいいから、、北方型の200万円コースが今年の分、発表されるまで待っていようか。。。と、ノンビリ構えていて、、、北方型が採択されない可能性もある訳ですから、仮に、採択されないとなると、、じゃぁ、、100万円コースに乗り換えましょう、、と思って、申し込もうと、あるいは申し込んでみたら、既に100万円も枠一杯で受け付け終了!!!結局、何も貰えない可能性があります。。。

続きは明日・・・

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by kitakobo | 2010-04-02 14:43 | 長期優良住宅


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