カテゴリ:熊でも判る建築基準法( 12 )

2006年 07月 13日
やっぱり不安な木造2階建て・・・6
「時間かせぎ」、、、、、

ネタが無くなって、時間かせぎをしよう、、、(と、ちょっとは思ってますが、、、)ちゅー訳ではなくて、、「建築の時間かせぎ」について。。。。建築の様々な規制、特に「安全」に関する事柄は、全て、この時間かせぎ、、のためにあると言っても過言ではありません。

火災の場合、ある温度、ある時間が経過すると、「フラッシュオーバー」と言って、突然、爆発的に火災が大きくなります。あるいは「バックドラフト」というのもありまして、これはグズグズと不完全燃焼っぽかったのが、一気に燃え盛る状態。消防法や、建築基準法で、規制があるのは、とにかく、この状態になる前に、避難できるだけの時間をかせごう、、あるいは、早く避難させよう、、という主旨で作られています。

地震などによる被害に関しても、確率的にたとえば100年に1度、起きるような地震の時、「9/11」の貿易センターのような壊れ方だけはしないようにしましょう。。。但し、ヒビだらけで、二度とは住めませんよ、、、、。みたいなイメージで、基準が決められています。つまり、安全に外部に逃げるまでの間は、建物が建物としての形をある程度、保っている、、、。命だけは、何とか大丈夫。。。みたいな感じ。。。

また、建物用途によって変わる基準も、原則的には、不特定多数の人間が集まるところはきつく、住宅なんかは緩めに設定してあります。これは、まぁ、、自分の家なら、火事になっても、極端な話し、目をつぶってでも逃げられるだろう。。。でも、はじめて行った、ホテルじゃ、逃げるのに時間がかかる、、、じゃ、、そのための時間かせぎをしましょうよ。。。

あるいは、、、、例えば、2階であれば、火災などで、最悪、飛び降りても、まぁ、足の1本折るくらいで、生命にはかかわりませんが、、3階であれば、飛び降りる事に躊躇する人もいるはずで、(私は、、、無理です。。飛び降りられない。。。TT)そうなると、消防隊が、火災現場に入っていって助けなきゃならない。じゃ、その為の時間稼ぎと、消防隊が、ぶちヤブって入れる窓を確保しましょ。。。

余談ですが、ここまでの例えに出ました事柄の関連法規を、ちょっと難しい基準法用語で「単体規定」といいます。

前回までで、地盤面の設定によっては、ある程度「階数」まで、コントロールできる事を解説しましたが、例えば、これを「悪意をもって運用」したとします。3階建てを2階建てに・・・・。

今までのお話の流れでお判りになるとおり、一般的には3階の方が危険。。。で、それに応じた「時間かせぎ」のための基準が、実質3階建てにもかかわらず、2階建ての基準しか適用されていないとなると、、、、、「時間、、、、かせげない。。。。。」(^m^;

一つ一つの基準に関して、細かくご説明はしませんが、、、、特に、共同住宅(木造アパート)、、、かなり不安だなぁ、、、。。。。で、、、まぁ、、これは、万が一の時には、ある意味自業自得なんで、しゃ~ないとしても、他人様、に迷惑をかけるような、、、そんな恐れもあるんです。

今日は、、、ここまで、、、(^m^)/

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by kitakobo | 2006-07-13 20:26 | 熊でも判る建築基準法
2006年 07月 12日
やっぱり不安な木造2階建て・・・5
これまで、「盛土」によって、ある程度建物の高さが恣意的に調整できる事をご説明してきました。で、「盛土」する事じたいは、基準法上、何の違法性もありません。基準法には盛土しちゃイカン!!!と、一言も書いてありません。ただ、理論的に、階数や、高さが、本来の主旨からはずれて運用される事がありえるので、地方によっては条例や指導という形で実質禁止している自治体もあるようですね。札幌の場合は、その高さが70cmとなっています。従前の北海道新聞の記事では、「特例」として認めている、、という書き方でしたが、わたし的な解釈は、70cmに制限されている、、、という感じなのですが、まぁ、、この辺は、受け取り方の違いですね。。この70cmというのもとても微妙な数字なんですねぇ、、実は。。。。

さて、、、今度は、、また、例によって、基準法の引用
建築基準法施行令
第1条 この政令において次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
1.略
2.地階
床が地盤面下にある階で、床面から地盤面までの高さがその階の天井の高さの3分の1以上のものをいう以下略


これもまた、判りやすいような判りにくいような、、、。熊語的には、、その階の床から天井までの高さの1/3が地盤面(当然、建築基準法上の平均地盤面)より、下に埋まっていれば地下室だよん。ちゅー事。

で、、、ここで、70cmが微妙に影響してきます。。。
a0041716_12281370.jpg

このアパートですと、、、、黄色いラインが盛り土の高さ。これが70cmとしましょうか、、、。で、計算すると、多分、緑のあたりが、実際のというか、、基準法上の地盤面。多分、道路から60cmくらいのトコ。。。で、ピンクのラインが、天井の高さ。。。多分、1m80cmくらいでしょうか、、、。これ以上低いと、車庫として使えないし、人が通ると、かがまなければなりませんね。。。で、、、あれま、、、1m80cm/3=60cm。。。
そうなんです。。。この状態であれば、ギリギリ車庫が地下室となってしまいます。これが盛り土の高さ50cmまでしかできないなら、いくら盛り土しても、実質地下室?の天井高さが3倍の1m50cmまでですから、使えない、、、使いにくい、、、。。仮に盛り土90cmくらいまでOKなら、地階の天井高さが、2m40cmくらいまで可能になるんで、これはもぅ充分、普通の部屋として使えちゃう。。。。

盛り土70cmまでOKよん、、、という札幌の特例?、、、言い換えると、「まぁ、雪も降ることだし、土地も狭かろうし、車庫として使うだけなら、実質1階部分を地下室として認めてあげようじゃないか。。。」って事、、、だと、私は解釈しております。
この辺をさらに都合に合わせていろいろ拡大解釈したり、確認申請だけはつじつま合わせて、工事は実際の設計と違う事をやったりしたのが、、昨日のイエローカードの例。。。。。

さてさて、、ここから、また、いろいろと、、問題は拡散していきます。。。

今日は、、、ここまで、、、(^m^)/

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by kitakobo | 2006-07-12 12:46 | 熊でも判る建築基準法
2006年 07月 11日
やっぱり不安な木造2階建て・・・4
さて、昨日まで、①建物の高さの基準となるべき「基準法上の地盤面」ってのが、いわゆる一般感覚でいう地盤面とは違うって事。②その「基準法上の地盤面」ってのはある程度恣意的に調整できて、その方法のひとつが「盛り土」である事。。。をご説明してきました。
で、、今日は、その実例。。。。

一昔前までは、3階建てのアパートってのは、「耐火建築物」(コンクリートか鉄骨)で作らなければなりませんでした。今は、条件によっては木造でも可能ですが、、、。
で、、、実例画像。。。大人の事情がありますんで、、画像処理してあります。。。
a0041716_9573151.jpg

よくありますよね。。こういうアパート。。。これ、、、普通の感覚で考えると、、、3階建てです。んが、、、赤丸の部分、、、しっかり盛り土してあります。多分、確認申請上は、これ、、2階建て。車庫の部分は地下室。。。のはず。んんんんん???どうもなぁ、、、???と、言っても、これは法規上はセーフの例です。札幌の場合、この盛り土の高さが70cmまで、、と、内規というか、、決められています。それにも合致していそうですんで、、セーフ。。でも、、どっから見ても3階建てですよね。。(笑)
a0041716_1024449.jpg

こうなると、かなりイエローカードに近いかも。。。どうみても、まぁ、、やればいいや!!って感じの盛り土ですね。。(笑)。で、、どう見ても70cm以上。。。。どうやって確認申請通したのかしら???これも、どう見ても3階建て、、、でも、多分、申請上は2階建て。
a0041716_10255544.jpg

これは、私が見る限りは、、、かなり、厳しいなぁ。。。。全然、盛り土も無い。誰がどう言っても3階建てに見えますよね。で、、そうなると、仮に、一昔前の申請であれば、、「耐火建築物」(コンクリートか鉄骨)で作らなければなりません。1階はコンクリートで作ってあるようですが、仮に2,3階に見える部分が木造であれば、、、、違反。。。って事になりますネ。

アパートなどの収益物件はどうしても、コスト優先になりますので、仕方ないとも思うのですが、3階建て以上は「耐火建築物」にしなさい!!って決まりがある限り、何らかの根拠があって、人命に係わると判断されている訳で、、、。。。。

地上3階建てと、地下1階地上2階、、、法的な扱いが、ゴロッっと変わります。それはまた、、、。今日は、、、ここまで、、、(^m^)/

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by kitakobo | 2006-07-11 10:27 | 熊でも判る建築基準法
2006年 07月 10日
やっぱり不安な木造2階建て・・・3
ちょっと間をあけてしまいました。

先週末にかけて、怒涛のように設計のオファーがあり、てんてこ舞いしておりまして、、、、ゴメンナサイ。福祉施設関連やら住宅やら工場やら、、、いくつか決まれば嬉しいのですが・・・。
にも関わらず、土曜の夜は、夫婦してススキノ行き。。。途中から娘も参戦し、ブタ家族?クマ家族?3人で、ワシワシと食べ呑みあさっておりました。例によって、仲間と、あっちこっちで出くわしまして・・・大島君、、ゴッチャマ。ウニ、、美味かったっす。。で、HP見てくれてアリガト。横田さん、菅田さん、、ドモ/(^^でした。。。。あのまま、ビール片手に、ススキノ歩き呑み。。(^^;

さて、前回までで、建物の高さの基準となるべき「地盤面の高さ」ちゅーのが、いわゆる一般常識的な「地盤面」と異なり、変な計算をして求めている事をご説明しましたが、、、という事は、この「地盤面(平均GL)」ってのは、ある程度、設計作業の中で調節が出来るという事なんです

地盤面の高さによって、影響される、様々な基準を、思いつくまま列挙します、、、(判らない言葉はすっ飛ばして読んでください)
■地下室の判定
■建物の高さ、、、これによって、、、日影(いわゆる日照権に関わる事)、第一種低層住居専用地域における階数の算定、高さの算定、軒高の算定、その他、、、
■階数の算定、、、これによって、共同住宅の階数の算定、、、で、これによって、耐火性能が昔は変わってきていた。。。&軸組み計算における階数の算定、その他、、、、

まだまだたくさんありますが、とにもかくにも、高さ方向の基準となるべき「地盤面の高さ」は設計者の意図によって、かなり調整が可能。これ自体は、設計者の設計意図を反映するって事で、別に悪い事でもなんでも無いのですが、ただね、、、違法・脱法とまでは言わないにしても、恣意的にある程度「基準」を逃れるために、調整するって事も可能な訳なんです。

それを行うには、複雑怪奇、難解至極、解釈山盛の建築基準法(でも、、ザル法)、、、とっても都合が言い訳で、、、。その中のひとつが、建物周囲に「盛り土」しちゃえ!!!っていう方法なんです。

今日は、、、ここまで、、、(^m^)/

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by kitakobo | 2006-07-10 07:42 | 熊でも判る建築基準法
2006年 07月 04日
やっぱり不安な木造2階建て・・・2
えっと、、、例によって、少々難解な建築基準法上の定義を、簡単に頭に入れていただかなくてはなりません。。申し訳ない、、、そうしないと、話が進まないもので・・・・


a0041716_17433780.jpg

これは、よく斜面なんかに建っている、地下が車庫で、上が木造2階建てという、住宅の姿図。実際にあるお宅なんで、窓を消したりしています。。あしからず。で、この場合、建物の様々な高さの基準となる「地盤面」がどこか、、、というと、、チョィとめんどくさい計算をしなければなりません。一応、定義的にどうなっているかというと、また、難解至極な建築基準法を引用します。太字のトコだけ読めばOKです。。。

建築基準法施行令第二条
6.建築物の高さ
地盤面からの高さによる
。ただし、次のイ、ロ又はハのいずれかに該当する場合においては、それぞれイ、ロ又はハに定めるところによる。
(途中は略・・・メンドクサイだけですから、、、(笑))
 前項第2号、第6号又は第7号の「地盤面」とは、建築物が周囲の地面と接する位置の平均の高さにおける水平面をいい、その接する位置の高低差が3メートルを超える場合においては、その高低差3メートル以内ごとの平均の高さにおける水平面をいう。


「建築物が周囲の地面と接する位置の平均の高さにおける水平面」って、、、何じゃ???(--#、、、ですよね。。。(笑)。上の絵のような、半分、建物が、地下に潜ったような建物は、建物と「土」の接する部分が斜めになったり、低くなったり、いろいろと変わりますよね。その平均値を出せ!!ちゅー事なんです。で、、、この平均値をどうやって出すか、、、ってぇと、



a0041716_17565378.jpg

これが、上のお宅の実際に計算した時に使った図面、、ちゅーか、計算です。さっぱり判らんでしょ。(笑)。当たり前です。。。建築設計を始めた社会人1年生は、この辺で、確実に、計算が出来なくて、一度は先輩にヤキを入れられる。(不肖、、私もそうでした。。。(^m^;。。。)。あるいは計算を間違えて、確認検査機関に訂正に走らされる。。。。

上の図、二枚ともサムネイルになっていますので、クリック拡大していただけると、「設計GL」って言葉と「平均GL」って言葉がありますね。。「設計GL」ってのが、皆さんが多分普通にイメージする、建物と土が接しているところ。。。で、、「平均GL」ってのが、基準法でいう「地盤面」なんですが、何が、肝心かといと、基準法の様々な高さの規制の基準となるべき「地盤面」ってのは、実際に「土」に接しているところじゃ無い、、、ちゅー事。このお宅の場合は、2枚目の図面に四角でくくって結論が書いてありますが、「普通の人がイメージする土に接している部分の高さ」より「建築基準法上の地盤面」は713mm低いです。。。って事になってます。

よく、この建物は地上何mです。。って簡単に言いますが、厳密には、少々、違っているんですね。。。これが、様々な問題を引き起こす原因になっているのですが・・・・

今日は、、、ここまで、、、(^m^)/

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by kitakobo | 2006-07-04 18:14 | 熊でも判る建築基準法
2006年 06月 27日
やっぱり不安な木造2階建て・・・1
しばらく、ヒマネタ、イベント告知など続きましたので、またまたハードに復帰します。
熊でも判る建築基準法、、、、

今朝(06/07/27朝刊)の北海道新聞に札幌の、マンション訴訟で盛り土が問題になっている旨、記事が出ておりました。(LINKしようと思いましたが、北海道新聞のWebに記事が無い・・・????)記事を良く読むと、そこかしこに、間違い、、、では無いのですが、やはり言葉の使い方が微妙に正確では無いところが、散見。記事は主に訴訟の争点が、「高さ」にあるような書き方でしたが、この盛り土問題、、、実は、建物の構造にも大きな不安を孕んでいます。

で、唐突ですが、、、、、、
最近、私自身は、建築確認申請の実務(書類を書いたり、図面をそろえたり、、)に携わる機会が少なくなりまして、所員さんにお任せしているのですが、図面をチェックしていての会話。。。
熊:「アレ???確認に伏せ図、いらないの??前はいったっしょ。。。」(ド北海道弁です。必要だったでしょ?、、ちゅー事)
所:「今は添付不要です。」
熊:「何、、したら、軸組みやスジカイは?」(そうであれば、軸組み計算書やスジカイの図面はどうなっているの?、、の意)
所:「不要です。」
熊:「(**、、、ふ~ん、、そうなんだぁ~~」

この2点、、、、とっても不安なんだなぁ、、、

例の偽造問題で、そこそこのボリュームの建物に関しての関心は高くなりましたが、棟数にすれば、はるかに多いはずのいわゆる「木造住宅」これらに関して、実は偽装問題よりも大きな問題を孕んでいます。
北海道新聞の記事を機会に、しばらくの間、その解説をしたいと思います。。。
今日は、、、ここまで、、、(^m^)/

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by kitakobo | 2006-06-27 13:05 | 熊でも判る建築基準法
2006年 06月 01日
所員さんからのご相談
a0041716_10534299.jpg
画像はイメージです。特定のメーカーの製品を示すものではありません。



「熊でも判る建築基準法」の第六回。。。(だいぶ、間が空いてしまいました。。)
少々、大人の?問題がありますので、画像は加工してソフトフォーカスにしてあります。(^m^;

今朝、弊社の社員さんからご相談。。。「所長、、、これって、NGですよね。。(不安)」。。。
「んんん??、、そうだよん。NGだよん。。(^m^。。。」
以前、弊社で住宅を設計いたしました、近谷様からも同じような、ご質問を頂きました・・・
「トチさん、、何?、、あれって、全部違法なの??」「全部とは言わないけど、、、概ね、、違反っぽい」「へぇ~~そうなんだぁ~~」

よく、ホームセンターなどで売っている組み立て車庫です。従前第一回「熊でも判る建築基準法」でご説明しましたが、この類の車庫でも、確認申請が必要です。以下、その時の抜粋。
あと、、皆さんが大きく誤解されている事として、住宅に付属する車庫やカーポート、ホームセンターで買って来た○ナバ物置、ヨ○物置。これらも建築基準法の縛りがかかります。(増築、新築、規模、建てる場所、その他いろいろな条件にもよりますが、、、これもめんどくさいので略)。特に車庫は1台分でも10㎡以上あるはずですから、概ね規制の枠の中。ようは、引っ越した家に車庫が無かったので、庭に作りました、でも、確認申請は出してません。。。ちゅ~のは、、、それだけで概ね違反。「廻りにいっぱいあるじゃねぇか!!!」とおっしゃる方もいると思いますが、廻りにいっぱい違反があるだけ、、、行政的には野放し状態、、、と、いう事なんです。。。ですから、新築時にそれらを作るとなると、我々としては、いろいろな規制の枠をはめざるを得ない。。。せつないトコなんですが、場合によっては、「作れません!」と申し上げるしか無い場合も多々あります。。。

確認申請が必要って事は、当然、建築基準法の枠がはめられます。で、、そうなると、ザッっと考えて以下の違法疑惑?が想像できる訳なんですね。。

①無申請疑惑・・・・・・・・(--
②建ぺい率違反疑惑・・・・・・(--
③防火基準違反疑惑・・・・・・(--

①に関しては上記の通り、、多分、ホームセンターで買った場合は、申請なんてしてないでしょ。。???という事。
②に関しては、特に、敷地の狭い土地に建てられた場合に該当します。土地の場所(用途地域)にもよりますが、仮に建ぺい率50%指定の土地であれば、敷地面積で50坪以下の土地に作るのであれば、かなりヤバイ。。。つまり、、(以下、ちょっと、めんどくさい計算っす。。)土地50坪で、建ぺい50%だと、住宅部分の1階で25坪(建築面積)。。程度。延べで普通は40坪程度が限界(容積率80%の場合)。。だいたい、50坪の土地だと35~40坪の住宅が建っていますから、すでに、許容限界まで建てているはずなんです。特に俗に建売とか分譲型と呼ばれる住宅は、メいっぱい建てますから。。。そうなると、建ぺい率に関してはほぼ全滅。。。容積率に関しては車庫の緩和規定がありますからかなり疑惑率は低くなります。。。
③今朝、所員さんが相談してきたのは、この疑惑。。。。。
都市計画区域内では、防火に関して、「防火地域」「準防火地域」もしくは「俗に22条指定と呼ばれる地域」なんかがありますが、敷地内のどの場所に建てるかで、NGかOKかの判断になってくるんです、、、これに関しては、どれがNGでどれがOKか説明しだすと超長くなりますんで、、、ホントにケースバイケースという事でご容赦くださいませn。。m(__)m。。。

以上、三つのハードルを潜り抜け、建っている車庫ってのは、、、少ないんじゃないかなぁ~~

明日は、足寄町の新庁舎が、大断面構造用集成材で作られているという事で、その現場見学会に行ってきます。報告は週明けという事で、、、、/(^m^

今日は、、、ここまで、、、(^m^)/

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by kitakobo | 2006-06-01 12:00 | 熊でも判る建築基準法
2006年 03月 30日
眩暈条文全文
「熊でも判る建築基準法」第五回は少々イレギュラーに・・・・

ずっと熊語に訳してきましたが、その原文ってのはいかなる物か・・・・
とりあえず、LINKさせますので、いかに難解至極、意味不明の言葉の羅列であるか、、、まぁ、、チラッと見てください。
ただし二日酔い気味の方はご覧にならない方がいいです。。。気持ち悪くなりますから。。。

建築基準法
建築基準法施行令
建築基準法施行規則
建築基準法関連告示
北海道建築基準法施行条例及び建築基準法施行細則

消防法
以下消防法の施工令、規則。。。と延々と続く・・・・(笑)

更に、、通達やら、各市町村ごとに条例、その他ハートビル法、品確法、、、、、・・・・・(^m^;
ホテルを作るなら旅館業法、病院は医療法、ソープなら風営法。。。(笑)
構造計算については法的にカバーしきれないものですから、「学会基準」やら、「指針」やら「手引き」「解説」まで・・・・
都市計画法から、文化財保護法、民法、、、、まだまだあるぞ。。。(笑)

オラは弁護士じゃないっての!!!(--#__凸
どう考えても、一人じゃ対応でけんです。。。何とかならんのかなぁ。。。
で、挙句の果てに、、、条文の前の改正履歴を見て判るとおり、ほとんど毎年改正につぐ改正。
 昭和25・5・24・法律201号
改正平成5・11・12・法律 89号--改正平成6・6・29・法律 62号--改正平成7・2・26・法律 13号--改正平成8・5・24・法律 48号--改正平成9・5・9・法律 50号--改正平成9・6・11・法律 79号--改正平成10・5・8・法律 55号--改正平成10・6・12・法律100号--改正平成11・7・16・法律 87号--改正平成11・12・8・法律151号--改正平成11・12・22・法律160号--改正平成12・5・19・法律 73号--改正平成12・5・31・法律 91号--改正平成12・6・2・法律106号--改正平成14・4・5・法律 22号--改正平成14・7・12・法律 85号--改正平成15・6・20・法律101号--改正平成16・5・28・法律 61号--改正平成16・6・2・法律 67号--改正平成16・6・18・法律111号==
改正平成16・6・18・法律111号--(改正平成6・6・29・法律 62号)--改正平成17・10・21・法律102号(未)(施行=平19年10月1日)--改正平成17・11・7・法律120号--改正平成18・2・10・法律  5号(未)(施行=8月内)


いい加減にせぇよ!!!!
もしも弁護士の方がご覧になっていたら、教えて欲しいです。
「こんなに、いつもいじくる法律って、、、他にあるんでしょうか???」
どう考えても何かがおかしい!?、、、と、思いません?

こんな化け物と日々喧嘩?している訳なんです。。。(号泣)
今日は、、、ここまで、、、(^m^)/

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by kitakobo | 2006-03-30 19:54 | 熊でも判る建築基準法
2006年 03月 28日
新築・増築・改築・移転
「熊でも判る建築基準法」第四回。。。。
建築って一概に言っても、新築から、増築まで、いろいろありますよね。。。これについてもキッチリ定義されていますので、、今日は、それを少々解説。。。早めに終わらせますね。。。
また、、眩暈条文の引用・・・だけど、、えらく簡単。

(用語の定義)第2条 
13.建築
建築物を新築し、増築し、改築し、又は移転することをいう。


これは熊語に訳しようがないなぁ、、、(笑)
んで、、、解説のみ。。。

新築:これは、皆さんが想像とおりの行為。ただ、役所仕事になると「新営工事」とか訳の判らないのもありますが、これは略。

増築、改築:これもほぼ皆さんのイメージの範疇で間違いありません。

よく判らないのが「移転」でしょうね。。。これは「引越し」の事じゃなくって、昔風に言うと「曳き家」の事です。最近はあんまり見かけませんが、建物をエイヤっと土台から持ち上げて、丸太のコロかなんかでズリズリと動かす奴。あれも建築行為にあたりますんで、確認申請が必要。で、、ちょっと複雑なのが、例えば、自分の家を隣の弟の敷地に「移転」した場合。田舎なんかじゃありそうですよね。その時に、弟の土地が更地であれば「新築」既になにか家が建っていたら「増築」になります。あくまでも「移転」ちゅーのは、自分の敷地内での移動のみ。

今まで20年ほど、設計に携わっていて、「移転」ってのは経験がありません。新築・増築・改築の定義のあたりでも、あんまりトラブった事はありませんので、、、、今日は、「移転」でも確認申請が必要!、、、、5へぇ、、、くらいで、、、終わり。

今日は、、、ここまで、、、(^m^)/

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by kitakobo | 2006-03-28 17:33 | 熊でも判る建築基準法
2006年 03月 27日
いろいろな定義
いやぁ、、また、間をあけてしまいました。。すいません。。。

「熊でも判る建築基準法」の第三回目、、、
細々した定義がありまして、そのあたりが頭に入っていないと、今後、えらく手間取りますんで、つまらないでしょうが、、少々お付き合い下さい。

まずは、、難解至極な引用。。。。例によって、真剣に読まなくていいです。。。(笑)
(用語の定義)第2条 
2.特殊建築物
学校(専修学校及び各種学校を含む。以下同様とする。)、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、市場、ダンスホール、遊技場、公衆浴場、旅館、共同住宅、寄宿舎、下宿、工場、倉庫、自動車車庫、危険物の貯蔵場、と畜場、火葬場、汚物処理場その他これらに類する用途に供する建築物をいう。
3.建築設備
建築物に設ける電気、ガス給水、排水、換気、暖房、冷房、消火、排煙若しくは汚物処理の設備又は煙突、昇降機若しくは避雷針をいう。
4.居室
居住、執務、作業、集会、娯楽その他これらに類する目的のために継続的に使用する室をいう。

熊語翻訳版
2.特殊建築物
普通の戸建ての住宅と事務所以外は特殊だからね。いろいろと、めんどくさい基準があるんで、気をつけてね。
3.建築設備
建物にくっついている設備機器や配管も規制するからね。
4.居室
階段、廊下、物入れ(押入れ、納戸)以外はだいたい人が、そこで活動するでしょ。そんな部屋は全部まとめて規制するからね。。


特殊建築物ってのは、更に、細かく用途が類似するものごとに分類されていますが、、略。ようは不特定多数が利用する建物は「特殊建築物」。じゃぁ、なんで「事務所」が除かれているのかは、、、、不明。。住宅が除かれているのは、「家で火事がおきて、逃げ遅れて死んでも、まぁ、自宅で死ぬのは本望だべ。。。」と、乱暴な事を言う設計仲間もおりましたが、真偽は怪しい。いづれにしても「事務所」と「住宅」以外の建物は、基準法上は「特殊」

建築設備は、前の前に説明したとおり。。。概ね、建築に付随した設備機器は建築基準法の枠にはめられます。。。

居室の定義・・・・これが、結構、問題になります。「娯楽その他これらに類する目的のために継続的に使用する室」が「居室」なら、例えば、昨今はやりのホームシアターもそのまんまの解釈だと「居室」。。。娯楽のために継続的に使用しますよね。ところが、、「居室」は採光のための窓を設けよ!とかの規定が後々、出てきます。まんま解釈すると、ホームシアターには窓をつけなきゃならない。。。ホントは、ホームシアターなんだから、窓無しにして音やなにかで、ご近所に迷惑かけないようにしたいのに、法的には「窓作れ!」って事になります。あるいは実際の話し、家の中のある部屋が、「物置がわり」に使っているのか、「居住」のために使っているのかなんてのは誰も判らない。確認申請の運用上は、ある程度柔軟的に扱っていますが、どうもこのあたり、私的には釈然としないんですよ。。。
従前、経験した例では、、そのお宅で、着物の着付け教室をやっていたんですよね。で、居間続きの和室があって、そこに着物をたくさん保管してる。ホントにそうなんだから、「衣装部屋」として申請を出したら、「お前、、、ここは、どう見ても、居室だべ」と確認申請の頭の堅い担当者がガンとして譲らない。桐タンスやなにかが、日焼けするのが嫌で、窓を付けて無かったので、「居室に窓が無いのはイカン!!!」ちゅー訳です。。。スッタモンダして、結局は、窓を付けさせられました。もしかすると、違う担当者であれば、OKだったかもしれません。

まぁ、この事例の可否は別にしても、基準法、、えらく曖昧で、解釈に幅のある、ものなんです。
従前、基準法てのは法的位置づけとしては「覊束(きそく)」行為で、「覊束行為」ってのは、主観によって左右されない判断。。。と説明しましたが、、、、冗談じゃない。。。主観によって左右されまくりの法律なんですよ。。。昨今のアネハネハ問題で、耐震強度は「0.7」で云々と報道されていますが、実はあれも設計者の判断で、地震力を「これ位にしよう」と決め、そらからの計算ですから、計算する人間によっては、「0.7」が「0.9」であっても「0.5」であっても、おかしくないんです。。。ある意味、どれも正解。

現在、いろいろなところで、再計算と称して、検証が行われているようですが、伝え漏れ聞くところによると、再計算を依頼された方は、えらく困惑しているようです。。。だって、、、ある意味、どのような計算結果も、あきらかに、おかしな数字を使わない限り、さじ加減ひとつで調整できるのですから。もちろん悪意をもって、危険側に数値を調整するのは、言語道断ですが、最終的な微妙な数値ってのは、、ねぇ、、0.99だから危険。1.01だから安全。ってたぐいの物じゃ無い事だけご理解下さい。。。

今日は、、、ここまで、、、(^m^)/

何かご質問ございましたら、ご遠慮なくこちらまで
mail to ㈱北工房建築設計室 栃木

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by kitakobo | 2006-03-27 11:59 | 熊でも判る建築基準法