カテゴリ:現在工事進行中(T邸)( 7 )

2006年 01月 10日
出来上がりました Silver March Brown<田栗邸>
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昨年より工事をしておりまして、年末入居というあわただしい状態でしたが、田栗様邸(今まではT邸としてご紹介していました)出来上がりました。

これ以外の写真は㈱北工房建築設計室 Web SiteにUPいたしましたので、ご覧下さい。

例によって、フライの名前から、命名させていただきます。

Silver March Brown


フライ的に解説をはじめると、マニアックになってしまいますが、ボディのシルバーとウィングのヘンフェザントで構成された、ウエットフライという分類になります。ウェットフライをはじめて巻く人が大体最初に挑戦するフライで、その割りには、釣れる確率の高い、オールマィティなフライのひとつです。夏の夕方、暗くなってからこのフライを結び、川面を流すと・・・・・・と、どんどんマニアックになりますが、、、(笑) 弊社㈱北工房建築設計室の杉渕が、はじめて設計から監理まで担当させていただいた事、そして銀色に覆われた外壁とシナ合板で構成された内部の配色。それら全てを念頭に、「Silver March Brown」と名づけさせていただきます。

田栗さん、、、、、長い間、お疲れ様でした。。。。(^m^)
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by kitakobo | 2006-01-10 16:38 | 現在工事進行中(T邸)
2005年 11月 28日
金物再検査・・・現在工事進行中(T邸)6
先週の金曜日、金物のチェックをしたT邸ですが、一部不都合がありました。
本日、その部分の再チェック。

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これはスジカイという部材で、在来木造の場合、地震が来たときに踏ん張る材料です。
前の検査の時には、これの交差する部分が「相欠き」という状態になっていました。相欠きについての説明は、少々、めんどくさくなるので省略いたしますが、この部分「相欠き」にするのは間違い。「相欠き」の方が、大工さんの仕事としては丁寧で、手間がかかり、親切で真面目な大工さんほど、そのように加工しちゃうのですが、実際は間違いです。

画像は、是正後。片方の材料は、一切加工せずに通しておいて、それに交差する材料は、「ぶった切り」その上から金物で補強するのが正解です。画像では、一部材料を削って、金物を打ち付けていますが、これも、計算で必要とされている太さ以上の部材を使用しているので、問題ありません。

この部分、ほとんどの大工さんは間違えます。また、工務店や設計事務所の方々でも間違って覚えている方が多いので要注意です。

向こう側に柱が見えます。柱の一部が、削ってありますが、これは、壁を張るための下地を更に留めるために必要な「欠き込み」。構造計算的には「断面欠損」といいます。実際に必要なものなので、欠き込む事自体には問題ないのですが、実際は柱を削っていますので、その分柱が弱くなっています。弊社㈱北工房建築設計室において、構造計算する場合はこの分プラスαを見込んで計算いたしますので、全く問題ありませんが、簡易な計算ですと、この分を無いものとみなし、柱の寸法そのままの前提で検討してしまいます。実際は少々、細くなっている訳ですから、これも危険。もしも、今、工務店や設計事務所に、ご依頼中の方がいらっしゃいましたら、担当の方に「柱の断面欠損はどの程度見てますか?」と、聞いてみてください。もしも、その時の反応が「(・・?????」であれば、ちょっと、注意した方がいいですね。。。。。老婆心ながら、、、、、
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by kitakobo | 2005-11-28 17:23 | 現在工事進行中(T邸)
2005年 11月 25日
金物検査・・・現在工事進行中(T邸)5
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T邸、概ね軸組みが組みあがりましたので、補強金物の検査です。弊社㈱北工房建築設計室の杉渕という者が担当しております。

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これが、ホールダウン金物。地震の時に、壁全体が面として回転しないよう(ちょっとめんどくさいですね。。すいません)補強する金物です。値札までついてます。。。(^^;


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これは、同じ働きをする物ですが、ホールダウンをつけるほど力のかからない部位に使用します。横の材が「胴差し」と呼ばれる部位。それの上下に1階の柱と2階の柱がついています。取り付け方は、この写真で正解。Vのとんがった方を柱に取り付けます。たまに逆についていますので要注意。このほかにもT形をした物。L形をした物などがあり、どれでも同じような働きをします。今回は、これらの金物が所定の部位に正しく取り付けてあるかどうかのチェックをしました。

いくつか、是正事項がありました。間違いは間違いとして直せばいい訳で、世間を賑わせている事件のように、悪意をもって、ごまかしている事では無いはずで、今回のようなチェックで設計者、施工者の確認ができれば、全ては是正できます。

来週でも是正項目の再検査を行います。
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by kitakobo | 2005-11-25 15:28 | 現在工事進行中(T邸)
2005年 11月 21日
建て方進行中・・・現在工事進行中(T邸)4
残念な事件で「構造計算書」や「確認申請」という言葉がメジャー?になってしまいました。「長期応力」とか「短期応力」とか、建築の専門用語がこれほどNEWSをにぎわせた事例は、はじめてでは無いでしょうか?
今回の事件はそこそこのボリュームの建物でしたが、実は木造の住宅レベルでも構造計算というのは大切なんです。これを機会に、そのあたりをちょっと・・・・・

話を単純化し、一般の方に判り易いよう、数値や、特例扱い、レアケースは省きますので、プロの方がお読みになる時は、そのあたり、ご理解、ご容赦下さい。

木造の一般的な住宅ですと、「確認申請」上の分類で「4号確認」という扱いになります。で、実はこの建物、確認申請上は全くノーチェック、、というか、どんな柱を使っているか、どんな梁を使っているかなどを書いた図面さえ、添付しなくても良い。つまり、「確認」さえもしないという状況があります。言い換えれば、設計者がいれば設計者の責任、ハウスメーカーなり工務店であればそちらの責任。という事です。で、責任があるので、きちっとやるか?というと、、、、実はこれ、結構、いい加減だったりします。元来、木造住宅は、大工さんが、これこれ、この位の大きさの部屋だと、こんなもんだべ・・という経験則で、梁や柱のサイズを決めていたという経緯があります。これはこれで、新米の建築設計者レベルよりははるかに信頼性があったのですが、神戸の震災以降、耐震規準や工法が大幅にに変わり、旧来の規準というか、経験では、対応できなくなってきています。

1~3階まで、全て木造であれば、構造計算が義務付けられていますので、かなり信頼できますが、2階建木造のいわゆる、一般的な木造住宅では、そこそこのハウスメーカーであっても、法的に定められた簡易的な計算のみで終わらせているのが実状です。で、その簡易的な計算の結果さえ、「確認申請」に添付しないのですから、妥当かどうかは、全く不明。全ては設計者の経験則によっている、、、と、いうのが現実です。

弊社㈱北工房建築設計室では、木造建築物の全てに関して詳細な構造計算を行っています。平屋の10坪であろうが、特殊な木材を用いた1000㎡の木造建物であろうが、全く同じレベルで法的な要求以上の詳細な検定計算を行っております。

その経験から申し上げますと、経験則上は大丈夫な部位でも、存外大きな力がかかっていたり、また、その逆に、あれ?と思うほど、力がかかっていない部位があったりと、経験則では、全ては掌握できません。

ハウスメーカーや工務店にお願いし、それぞれの担当の方を信頼し、、、というのも、人間的なつながりとしては結構な事ですが、全ての担当の方が、技術的に「今のレベル」で対応して頂いているのかどうかは、正直、はなはだ疑問と言わざるを得ません。

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今日のT邸現場の様子です。いわゆる建て方が始まっています。
赤丸で囲んであるのが、「通し柱」という物です。法的には、設置を義務付けされていますが、本数や設置場所までの指定はありません。本来「短期応力(地震や暴風)」に対抗するために必要なのですが、これも経験則で入れた場合、結構、的外れな位置に設置しているケースもあります。この現場では、たまたま、計算の結果、「経験則」と同様に4角に配置する事になりました。

蛇足ですが、、、大黒柱ってありますよね。昔の家の真ん中にドーンとあった太い柱。実はあれは「長期応力(自重や、家に置いてあるさまざまな物の重さ、雪の重さ)」に対抗する物なんです。昔はほとんどが「田の字」の間取りだったんで、経験則上、家の真ん中の柱が太いというのは合理的な事だったのですが、最近の住宅のPLANですと、時に想像外の柱に大きな荷重がかかっている事があります(これも計算するから判る事なんですが)。北海道ですとだいたいが10.5センチか12センチ角の柱で対応していますが、積雪の状態(=屋根の形状ですね)によっては時として13センチ以上必要となる場合があります。お気をつけ下さい。
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by kitakobo | 2005-11-21 13:43 | 現在工事進行中(T邸)
2005年 11月 17日
これから建て方です・・・現在工事進行中(T邸)3
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ちょっと、現場が空いてしまいましたが、T邸、やっと土台敷きがはじまりました。
軸組(柱・梁)は全てプレカットですから、既に現場搬入されています。
一旦、組み立てだすとアレヨアレヨという間に、棟上です。
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by kitakobo | 2005-11-17 13:40 | 現在工事進行中(T邸)
2005年 10月 28日
埋め戻し完了・・・現在工事進行中(T邸)2
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T邸の現場、前回は基礎のコンクリートを打設している写真をUPしましたが、型枠をはずし、土を埋め戻しいたしました。何となく、建物の形が判りますね。

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基礎の上に細いボルトと、太いボルトが見えているかと思います。
細いボルトは、土台を留めるためのアンカーボルト。太いボルトは柱を止めるためのホールダウン金物のボルトになります。従前は細いボルトだけで、建築基準法上も問題ありませんでしたが、神戸の震災以降、部分的にホールダウン金物というもので、更に頑強に基礎と緊結する事が義務付けられました。但し、全ての柱に必要という訳ではありません。詳細は煩雑になりますので、省略いたしますが、プレートの類でも良い場合があります。

どの柱にどの金物が必要なのか?算定する為の簡便な計算もありますが、弊社㈱北工房建築設計室では、全ての木造建築物に関し、詳細にコンピューターで計算し、適切な金物を使用するようにしています。簡便な計算の場合、実際にそぐわない過大な金物が付いたり、実際には大きな力がかかる部分に脆弱な金物が付いたりと、少々、ムラが出てくる事が、経験上、判明しておりますし、コストダウンの為に、必要な業務と認識しています。

さて、これから土台を敷いて、柱や梁の組み立て(建て方)に入ります。。。。
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by kitakobo | 2005-10-28 19:32 | 現在工事進行中(T邸)
2005年 10月 19日
基礎打設中・・・・現在工事進行中(T邸)1
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ちょうどこのBlog開設と前後してしまい、若干のタイムラグが生じてしまいましたが、現在工事中の「T邸」を今後、時系列でご紹介いたします。

私のカミさんが、Tさんの奥様と、バレエ教室でご一緒させていただいているご縁で、設計をお引き受け致しました。

CAD DATAを確認しましたら、最も古いDATAは昨年の暮れになっていますので、かれこれ10ヶ月で、基礎打設までこぎつけました。何とか、年内に入居していただこうと思っています。

実は、夏位に確認申請を一度、提出し、何社かによって見積り合わせを行ったのですが、どうしても予算の摺り合せが上手くいかず、再度、1から設計を見直し、確認申請を提出し直しております。
このようなケースは、ままある事で、建主と設計者のコスト意識の摺り合せのためには、必要な手間と時間だと、割り切っておりますし、時として、私は意識して廻り道するケースもあります。
また、お互いの作業の中で、お客様もご自分の「希望」や「夢」と「予算や法規という現実」の摺り合せ、確認ができ、納得していただけるのではないかと思います。

設計というのは、図面を描く事や、間取りを考える事がメインではなく、お客様自身のこれから一生の生活を設計する事であり、我々もお客様の大事な資産をコストコントロールする重責を担っている訳ですから、拙速が一番危険だと思います。

少々、本音を言えば、「上手な設計依頼」第一歩のところで述べた「生活のイメージ」をご家庭内で煮詰めておいていただければ、設計者としても、余計な詮索や、おせっかいをせずに済みますし、失礼なことをお聞きする必要も無いのかな?とは思います。

まぁ、、しかし、普段の生活の中で、なかなか夫婦揃って将来を考える時間って、、無いですよね。。。。私自身、振り返ると・・・・・・ま、、いっか。。。。(笑)

さて、無事、コンクリート打設も終了いたしました。これから、建て前です。形が見えてきます。

さぁ、、、Tさん。。。これから、まだまだ、決めていく事、、、ありますからネ。。(^m^)/

a0041716_17112124.jpgこれは、今回、工事をお願いした「メデル蝦名建業」さんの現場担当「大ちゃん」の車です。あまりにいい味?出してるんで、、、UPしました。。。(笑)
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by kitakobo | 2005-10-19 17:20 | 現在工事進行中(T邸)