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2009年 06月 09日
長期優良住宅に関する最新情報 20090609
長期優良住宅の認定制度が6/4にスタートしました。北海道における最新の周辺情報をお伝えします。
(専門家向けの情報となりますので、少々、難しいお話があります。ご容赦下さい)

◇札幌市の対応
・6/4に弊社にて1物件、長期優良住宅の認定申請を提出しています。(多分、、第一号じゃないかしら・・)。認定制度がスタートしたばかりという事もあるのでしょうが、、、、1週間程度、かかると言われました。実際に市が確認するのは地区計画の有無や建築協定の有無だけなはずで、従前であれば、窓口で終了していた程度の内容なんで、、もう少し、、早くできないかしら・・・(--;;;
・「道」は性能評価機関経由しか受け付けないようですが、札幌市の場合は、「確認申請」「長期優良住宅申請」を同時に受付のパターンと、道と同じように性能評価機関経由の2ルート存在します。申請料に関しては、同時申請の方が高くなるはずですが、審査期間がそれに見合って短くなるかどうか・・・・????

長期優良住宅普及促進事業(100万円コース)
・これも6/4にスタートしました。中小の工務店(年間50戸以下程度の実績規模)の建てる長期優良住宅に100万円の補助を行うという制度です。

【ビルダーが単独申請する場合のいくつかのハードル】
・個別のビルダーが単独でエントリーし、個別で補助金申請も可能ですが、その場合、住所などが確定(つまり、物件確定)していないと、エントリーの受け付けをして貰えない可能性があります。これが第一のハードル。
・無論、長期優良住宅である事が大前提ですから、  耐震等級2、省エネ4等級をクリアしなければなりません。これにかかる、「構造計算」「Q値計算」その後の性能評価申請書面を作成するスキルがあるかどうかが、第二のハードル。
・一番高いハードルが、実は家歴書になりそうです。普通の長期優良住宅申請であれば家歴書については当面、「書面保管」で構わない事になっていますが、補助金を貰おうとした途端、「電子媒体」へ記録せよ!となっています。また、その物件を特定するための唯一無二の「ID」を付与しなさい・・となっています。書面をスキャンしてPDFでCDに保管しました・・・ってのは電子媒体への保管ではなく、あくまでも、どこかのシステム(ASPなど)に登録しなければならないという事。北海道の場合、「道」で「北方型eco」用にシステムを提供していますが、情報登録などに関しては、ビルダーが自ら行わなくてはなりません。

【北方型eco(200万円コース)との関連】
・更に複雑な様相を呈しそうなのが、北方型ecoとの関連です。北方型eco、、、道内百数十社登録に対し200チョィの割り当て。1社あたり約1.5棟。。。それに対し、100万円コースは全国で約5000棟、但し、、早い者勝ち。北方型に登録しているビルダーさんは悩ましい事態になりそうです。100万円コースは早い者勝ち、尚且つ、申請行為をはじめてから、補助金認定がおりるまでに、どう考えても1ヶ月はかかる。普通に考えて、まずは、100万円コースの補助申請を先にやって、北方型は後出しって事になるでしょうねぇ。。。ただねぇ、、、、対お客様に、そんな理屈が通るかどうか・・・・(--;;;;;

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北工房では、長期優良住宅にかかる、各種手続き(構造計算、Q値計算、性能評価申請など)のお手伝いが可能です。また、長期優良住宅普及促進事業(100万円コース)の申請などに関わるご相談も承っています。また、提携性能評価機関などとの協力により、速やかな対応が可能です。是非、ご相談下さい。

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by kitakobo | 2009-06-09 11:13 | 長期優良住宅


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