2010年 10月 27日
お気の毒な「工事被害」
昨晩、ご相談に伺った御宅。もう倒産してしまった、「無落雪屋根の特徴的な外観の某社で8年前に建てられた住宅」ですが、かなり、お気の毒な状況。

元々は、<「揺れ」がひどい>とのご相談でした。新築時の図面をお借りして計算してみると、仮に、、、仮に、設計通りの施工が行われていたとしても、基準法ギリギリの耐震性。で、工事写真を拝見すると、当時、既に必要とされていたであろう補強金物が全く見当たらず。と、いう事は、当然、設計図上の性能以下なのは明白です。
で、、、、、腹立たしいのは、たまたまこの御宅、アパートを併設しておりましたので、確認申請上は中間検査が義務付けられていました。つまり、金物のチェックです。で、、それは、見事にOKが出ている。(*0*!!!!
どなたが、中間検査に来たのか、検査員名も判りますが、まぁ、、、ね、、(-へ- 。。いったい、何をチェックして帰ったのでしょう?図面も惨憺たる図面でした。。

「確認申請ってもね、、こんなもんなんですよ・・実は。。。。」と、小さい声で、私がしなくてもいい言い訳をせざるを得ませんでした。

で、、、更に、腹立たしいのは、この「無落雪屋根の特徴的な外観の某社」がリフォーム詐欺まがいのいい加減な補修工事をしている事。

設計図で見ても床の梁せいが不足気味。当然、竣工後、床が揺れるとクレームを出したのだそうです。で、それに対して補修工事に来たのだそうですが、、、かなり善意に解釈しても、ほんのちょっとでも建築をかじった人間なら、1年もすれば何の役にも立たなくなる、、と判断がつきそうな工事レベル。

当時は「かし保証」制度もありませんでしたので、倒産してしまった今となっては完全な泣き寝入り。

私もいろいろとお手伝いはして差し上げたいのですが、まずは、現状を客観的にご報告してきました。

この「無落雪屋根の特徴的な外観の某社」が作った3世代100年3階建て住宅、、、1階がコンクリート造の車庫の場合が多いのですが、このパターンの建て方、実は現在、法的にほとんど増築の道が閉ざされています。先だって、ある方から、「確認、受け付けて貰えなかった。。。TT。。。」。。とSOSの電話を頂戴しましたが、これもなんとも出来ず。「そうなんだよね、、手続き上は可能性は残っているんだけど、現実的には、もう<合法的>には増築できなんだよ」と言うしかありませんでした。
これは、この某社が悪い訳では無く、勝手にどんどん「基準」を変えてしまう建築行政に非がある。。


現在、建築基準法の見直しが行われています。聞くところでは「適合性判定」のなんちゃらと、大多数の住宅にはほとんど関係の無い論議が行われている模様。そんな事より、無い金はたいて一生に1回あるかないかの大事業を行う庶民の「住宅」がマトモに建てられるよう、、、マトモに孫子に相続できるよう、、、引き継いだ住宅を家族構成に合わせて、手が加えられるよう、、、にして欲しいものです。


やっぱ、、何かおかしいいぞ。。住宅行政。 凸_(-へ-#

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by kitakobo | 2010-10-27 14:08 | 建築すること・・つれづれに


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