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2010年 05月 13日
札幌市産業振興ビジョン
先だって、札幌市経済局の方と、同友会のお仲間10人程度で、本年策定予定の「産業振興ビジョン」に関して懇談会。たたき台を拝見すると、札幌がこれから10年、何で食べていくかと言いますと「食」「観光」「環境」のトリプルエンジンだそうな・・・。どれも、流行モノ、、と言っては失礼かもしれませんが、まぁ、、そんなもんかな。。。

ただねぇ、、、会社に例えれば、これらは「戦術」。営業するのに、「個別訪問」を主にしますとか、「Web営業」を中心にしますとか、、あるいは、今後は〇〇事業部に主力をそそいでとか、それと同じ事。「戦略」として最終目的は何にするのか?どこで合格点とするか、、では無いと思うのです。で、筆頭に掲げているお題目は「チャレンジ都市!!」・・・・・(-m-。。これって、2年3組の学級目標かしら?昔、黒板の上に貼ってありました。「挑戦」。。。。。。

会社の場合、going concern が最終目的で、そのために企業価値をあげる、、そのために「売り上げ」を伸ばすか、「利益率」をあげる、、のが普通。これを行政に置き換えると、「税収」を伸ばすこと→「人口」を増やす事、、、に他ならないと私は思うのですが。。。

どうも前提条件が、「今後は人口減少に転ずるから」「経済縮小」するから」で、未来に向っていかに人口を増やすかというポジティブなイメージが感じられない。「食」「観光」「環境」のどれも「一時的」「通過的」「受身的」な印象を受けます。ハナから定住人口を増やしましょうという意志がない。

札幌の人口は190万人くらいで頭打ち。後は下がる一方。。。という統計的な分析による数字は了解しますが、金を稼ぐためには観光客を呼びましょう、来ていただけるように名物料理を作りましょう、、、ってゆ~よりは、「目指せ人口250万都市!!」とかってゆ~方が、判りやすいし、勢いがありますよね。

産業振興と人口増、にわとりと卵なのは重々承知ですが、産業に関しての歴史的基盤の薄い札幌では、若い夫婦が一人でも多く子供を作りやすい育てやすい環境を、、、清々しく若々しく作っていくのが優先かな?と思ったりするのでした。

零細企業のシャチョさんとしては、産業振興のためにバンバン金貸してくれ!!ってのも本音なんですけどね、、(笑)

蛇足ながら、、、、最近は「産業振興ビジョン」やら「中小企業振興条例」やら、我も我もとどこの地方行政でも策定しています。内容はとまれ、作る事」が「流行」や「横並び意識」・・・じゃない事を祈ります。。。

by kitakobo | 2010-05-13 15:33 | つれづれに・・・


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